本記事は、ふもっふトレカのハレさんが2026/10/29にXで公開した大会レポートを、バックナンバーとして掲載したものです。考察・大会案内は初出時点の内容を保ち、見出しや画像配置をブログ向けに整えています。
執筆:ハレ(ふもっふトレカ)
初出:ふもっふトレカのX記事(2026/10/29)
ふもっふトレカのハレです!
2026/10/24(土)に池袋・ブクロeスタジアムで開催した「FUMO TCG CUP #4」の大会レポートをお届けします!
今大会は参加者62名のうち29名がドラパルトexと、ほぼ半数がドラパルトという大会になりました。
ところが決勝トーナメントに残ったドラパルトは8名中わずか1名で、優勝したのは使用者2名の《Nのゾロアークex》でした。
なぜドラパルトは勝ち切れず、なぜゾロアークが勝てたのか、デッキ分布と優勝デッキの構築から振り返っていきます。
また今回は招待選手として、DMMマイカプロのりゅうじん選手、ササキヒロム選手にもご参加いただきました!
当日の対戦の様子はYouTubeで公開しているので、ぜひあわせてご覧ください!
大会環境振り返り
大会形式:予選はスイスドロー6回戦。6回戦終了時点の上位8名(同じ勝ち点はオポネントで順位決め)が決勝トーナメントに進出。
予選62名 デッキ分布

全体シェアでは《ドラパルトex》が29名(46.8%)と、2位以下を大きく引き離してトップに。2番手は《ヤドキング》《メガドリュウズex》《ばけがくれ》《オリーヴァex》が各3名(4.8%)で並びました。
今は「雑多環境」と言われていて、ドラパルト以外は何のデッキと当たってもおかしくない環境です。その中でドラパルトは、どのデッキに対しても勝ち筋が残る、不利の少ないデッキです。
そのため、今回のようにプレイヤーレベルの高い自主大会では、デッキパワーが一番高いと言われるドラパルトを選ぶ人が多くなり、通常のシティリーグやCL(チャンピオンズリーグ)と比べてもシェアが高くなったのではないかと思います。
ドラパルト29名の内訳

ドラパルトの中で最も多かったのはノココッチ型で12名、次いでヨノワール型が8名、サブのポケモンを入れない形が7名と続きました。
注目は、29名中15名がクラッシュハンマーを採用していたことです。ドラパルト同士の対戦が多くなると読み、相手のエネを割る構築が増えていました。
決勝トーナメント8名 デッキ分布

決勝トーナメントは、8名全員が別々のデッキという結果に。
予選で29名いたドラパルトが、なぜ1名しか勝ち上がれなかったのか。
6回戦もあれば、ドラパルトでも1戦は事故気味の手札になることが多く、さらに今回はゾロアークやメガサメハダーなど、ドラパルトに強いデッキを使うプレイヤーもいました。事故1回と不利対面1回を踏んでしまうと、それだけで4勝2敗になります。
実際に順位表を見ると、4勝2敗は15名いて、そのうち9名がドラパルトでした。自主大会では、この「4勝2敗でトーナメントに上がれない」パターンが一番多くなります。
エーススペックシェア

エーススペックは《アンフェアスタンプ》が37名(59.7%)と、全体の約6割を占めました。
これだけ多い環境では、「アンフェアスタンプに崩されにくい」ことも、勝ちやすいデッキの条件の一つなのかもしれません。優勝したゾロアークは、特性「とりひき」で試合後半に不要になるカードを事前にトラッシュできるので、ハンド干渉に強くなります。準優勝のメガドリュウズexは、メタングの特性「メタルメーカー」があれば、アンフェアスタンプを受けても攻撃を続けられます。
優勝|とげきす選手の《Nのゾロアークex》

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今大会を制したのは、とげきす選手の《Nのゾロアークex》です。
ドラパルトとの打ち合いに強い
ドラパルトexにはワンパンされず、こちらはドラパルトexをワンパンできる関係で、さらにグラビティーマウンテンを採用してワンパンできる場面を増やしているのも好印象でした。
アンズの秘技でクラハンに強い
ドラパルトの約半数がクラッシュハンマーを採用していて、Nのポイントアップだけではエネを割られたときに間に合わないこともありますが、アンズの秘技を足すことでクラハンへの耐性をさらに高めています。
ハンド干渉に強い
特性「とりひき」は、2ドローできるのはもちろん、本当に強いのは山を圧縮できる点です。試合後半に不要になるカードを事前にトラッシュしておけるので、ボスの指令や夜のタンカなど必要なカードだけが残った山にでき、アンフェアスタンプやスペシャルレッドカードを受けても立て直しやすくなっています。
りゅうじん選手も「苦手」と評価
招待選手のりゅうじん選手に配信卓で聞いたときも「ドラパルトで苦手なデッキはゾロアーク」と答えていて、ドラパルトが約半数のこの大会では、最適なデッキ選択でした。
当日の対戦(準々決勝)
当日の対戦(決勝)
【招待】ササキヒロム選手 メガサメハダーex

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招待選手として参加したササキヒロム選手が使用したのは《メガサメハダーex》で、今大会での使用者はササキヒロム選手1名でした。
要求が少なく、序盤から動ける
メガサメハダーexのストロングポイントは、ワザの要求が少ないことです。進化して1エネつけるだけで70点のワザ「よくばるキバ」が使えるので、序盤から相手のドラメシヤやスボミーのようなたねポケモンを倒しながら2枚引けます。
要求が少ないぶん、ジャッジマンも積極的に打てます。上振れると、ジャッジマンを押しつけながら「よくばるキバ」でサイドを取っていく展開になり、環境トップのドラパルトに大きな圧力をかけられます。
ドラパルトもワンパンできる打点
下ワザの「ハングリージョー」は270点で、くさりもちで310点、アドレナブレインで330点まで狙えます。さらにグラビティーマウンテンも採用されているので、ドラパルトexもしっかりワンパンできます。
優勝したゾロアークと同じく、《モモワロウex》《くさりもち》《グラビティーマウンテン》を組み合わせてドラパルトを倒しにいく構築です。
「縛ってサイドを取る」プラン
さらに偉いのが、イベルタル、モモワロウといった、相手を逃げられなくするワザを持つ悪ポケモンを1枚ずつ、計2枚採用している点です。エーススペックはプライムキャッチャー、ボスの指令も4枚と、相手のポケモンを呼び出して縛るプランをかなり意識していて、メガサメハダーexで前を殴るだけでなく、呼び出したポケモンを縛り、相手が何もできないうちにサイドを取るゲームも狙えます。
当日の対戦(予選2・4・6回戦)
【招待】りゅうじん選手 ドラパルトex(クラッシュハンマー型)

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招待選手として参加したりゅうじん選手が使用したのは《ドラパルトex》です。りゅうじん選手といえばドラパルトですが、今回はドラパルトミラーで一番勝ちやすい、クラッシュハンマー型を選んできました。
ミラーで強いクラッシュハンマー
ドラパルトミラーではエネルギー加速が間に合わない試合が多く、クラッシュハンマーと手札干渉をしながらファントムダイブを打たれると、相手はファントムダイブを打ち返すのも、アドレナブレインを用意するのも難しくなります。ミラーでまくる手段としては、クラッシュハンマー入りのドラパルトが一番可能性が高いです。
ファイヤーで苦手な対面もケア
メガドリュウズや草系統(草オーガポンなど)のデッキはエネルギーを用意しやすく、クラッシュハンマーの刺さりが少し悪い相手なので、ファイヤーを採用し、クラッシュハンマーだけではまくりづらい対面にも、しっかり勝ちに行ける構築になっています。
当日の対戦(予選3・5回戦)
今大会を振り返って
今回の大会で改めて感じたのは、自主大会とシティリーグの差です。ドラパルトの使用率が一番高かった反面、ドラパルトを意識した構築も多く、結果的にドラパルトは勝ち山にはなりませんでした。
今はドラパルトが一番強いと言われている環境ですが、ドラパルトを使うのが一番勝率が高いかというと、そうとは言い切れません。
それぞれが「ドラパルトに勝てるプラン」を織り込みつつ、自信のあるデッキを作り込んで挑むのが、シティリーグで勝率を上げる一番の選択です。ドラパルトが多いこと以外の環境読みが難しい今だからこそ、自分の強い動きを通せるデッキかどうかが、デッキ選択の重要なポイントです。
今回初めて解説を担当させていただきましたが、コーリーさんという頼れる実況者のおかげもあり、のびのびと楽しく解説できました。まだまだな部分もありましたが、周りから評価していただけたので、今後も頑張っていきたいと思います。
次回大会のお知らせ(初出時点)
以下は2026/10/29の原記事に掲載された案内です。最新情報はふもっふトレカ公式Xをご確認ください。
2026/11/14(土)FUMO TCG CUP #4.5
ガンスリンガー形式のイベントを開催します!
2026/12/26(土)FUMO TCG CUP #5 GRAND FINAL
4月〜10月の予選大会を勝ち抜いた選手と、プロ選手による、完全招待制の年間王者決定戦です。
今大会からは、優勝のとげきす選手、準優勝のきよの選手が出場を決めました!
会場などの詳細は後日発表します。
最新情報は@fumotcgで発信中!ぜひフォローしてお待ちください!
FUMO TCG CUPとは?
本大会はふもっふトレカ(@fumotcg/@fumotcg_buy)が主催するポケモンカードゲームの大会です。
これまで日本のeスポーツ競技プレイヤーを支援してきた「ふもっふのおみせ」が、ポケモンカードゲームのプレイヤーに向けた真剣勝負の場を提供します。
また、招待選手としてDMMマイカプロのりゅうじん選手、ササキヒロム選手にお越しいただき、白熱する対戦を配信卓にて見せていただきました!
さらに実況にも豪華メンバーをお迎えし、対戦を盛り上げていただきました。まだご覧になっていない方は、ぜひ動画をご確認ください!
コーリー(実況)
eスポーツや格闘技など幅広いジャンルで「声」を武器に活躍
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ハレ(解説)
JCS2019準優勝(元日本2位)。ふもっふトレカで環境考察を担当し、ポケカ飯で「ハレラボ」を連載中
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ふもっふトレカの紹介
ふもっふトレカでは【ポケモンカード通販】および【ポケモンカード宅配買取】を行っております!ぜひこの機会にご利用ください!


