環境
シティリーグが全日程終了、最終週末分のデータから作成したTier表

CL愛知の勝ちデッキといっても過言ではないオーロンゲが急上昇、ドラパルトのシェア内には「ドラパルト+リザードン」も包括
大会参加の目的
今回の夢幻杯では、CL愛知で話題となった“はるn構築”のオーロンゲデッキを実際に握り、その動きや性能を理解することが目的でした。
GW後半から怒涛の仕事ラッシュでポケカに触れる時間がなく、CL愛知の注目構築を「しっかり履修しなきゃ」と思い、思い切って参戦を決意。
大会直前には久しぶりのジムバトルにも参加し、さらにPTCGLにオーロンゲが実装されるという神タイミングも重なって、短期間ながら実践経験を積むことができました。
はるn構築を触ってみて
デッキレシピ

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この構築は、CL愛知でトッププレイヤー3名が同じリストを共有し、揃ってトップカット入りした実績あるデッキ。リストの完成度を信じ、大会前のジムバトルやPTCGLにて手を加えずそのまま使用しました(PTCGLではシェイミが未実装のため、59枚コピーで対応)。
構築のポイント(自分なりに感じたこと)
✅ シークレットボックスの採用

このカードは、CL宮城でヨネダタクヤ選手がサーナイト構築に採用し一躍注目されたパーツ。
序盤から盤面展開・山札圧縮・次ターンのサポート準備まで担える優秀なカードで、2進化デッキの安定性を大幅に高める存在です。
自分自身もnoteを購入して構築の意図を学び、実際に使ってみて「ちゃんと回るようにデザインされているな」と体感。今では2進化デッキにおける新たなテンプレートの1枚となっている印象です。
オーロンゲデッキにおいても、《スパイクタウンジム》とのシナジーが高く、非常にフィットしていると感じました。
✅ マラカッチの不採用について

ここは正直まだ納得・理解できていないです。
マラカッチの強みとしては、
高い縛り性能(特性によるダメージ付与)
現環境での入れ替え手段の少なさ
プライムキャッチャーなどのリソースを削る役割
逆に弱みは、
にげるために必要なエネルギーが重い
ベンチスペースの確保が難しい(マシマシラ、メノコ、オーロンゲラインで埋まりやすい)
手貼りが必要
結果的に、「スペース的に置けない」というのが最大の理由なのかもしれません。
✅ ふしぎなあめ2枚目の採用
2進化を成立させるにはどうしても「あめ経由」での進化が必要な場面があるため、ふしぎなあめ2枚体制は回していて安定感を感じました。また、2ターン目から《マリィのオーロンゲex》に進化していくことで相手が遅れている場合、そのまま押し切ることも可能。
おそらく必ずしもエボリューションを使わなくてもよいという考えのためのふしぎなあめ2枚、オーロンゲラインが4-2-3であると思いますがエボリューションしたい時にできない(エボリューションがサイド落ちやギモーが1体のみなど)ことが使ってみてストレスを感じる部分ではありました。
夢幻杯 参加レポート
1年ぶりとなる夢幻杯に参加。昨年はタケルライコを使用してベスト4入りという好成績を収めた思い出深い大会です。
夢幻杯は、120名超という大規模でハイレベルな自主大会でありながら、「ぬいぐるみOK!」というアットホームな雰囲気もあって、非常に好きなイベント。
対戦相手の盤面に推しポケモンのぬいぐるみが並んでいると、それだけで会話が生まれたり、相手の“好き”が伝わってきて癒やされます。まさに十人十色のポケカ世界。

参戦デッキレシピ

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【オリジナルからの変更点】
エボリューションをしっかり言えるように
・オーロンゲライン3-3-3
・エボリューション2枚目採用
・エボリューション強く意識→ふしぎなあめの2枚目を削除
マラカッチの縛りプランを捨てきれず
・スボミーの1枠→マラカッチ
戦績
1週間の記録、19-14(対面負けすぎ、、、)ある程度は、オーロンゲデッキがどんなデッキかは理解できたと思います。

まとめ
リザードンexのように「進化するだけでワザに必要なエネルギーを満たせる」要素と、ドラパルトexのように「バトル場・ベンチの両方にダメージを飛ばせる」性質を併せ持ったこの構築は、本当に秀逸だと感じました。
特に、《ユキメノコ》+《マシマシラ》の組み合わせは、もはや「カースドボムか?」と思わされるほど凶悪。
ダメージのばらまき性能の貢献が非常に高く、構築全体としての完成度にも感心させられました。
ただ一方で、「めちゃめちゃ安定するデッキ」という印象は、正直なところあまりありません。
リザードンには《ピジョット》や《ヨルノズク》、ドラパルトには《ドロンチ》など、継続的なドローやサーチを支えるシステムポケモンがいますが、この構築にはそうした支援役が不在。
そのため、サポートカードが途切れる展開や手札事故のリスクは、無視できない課題だと感じました。
また、以前と比べてこの構築の使用率が上昇している影響もあってか、対戦相手が構築の動きをよく理解し、事前に対策やプランをしっかり準備している印象を受けました。
さらに、ミラー戦の増加によって《スパイクタウンジム》の刺さり方もやや鈍くなってきているように感じます。