- 本記事の内容
- ・「インフェルノX」収録カードで環境に影響するカードの解説
- ・集めておくべき汎用カードの紹介
商品情報
拡張パック「インフェルノX」
希望小売価格:180円(税込)
内容物:カード5枚入り
※カードはランダムに封入されています。
発売日:2025年8月1日(金)
集めておきたい汎用カード
- カードリスト全公開後、リストアップ予定(9/19以降)
インフィエルノX収録の注目カード
メガリザードンXex – リザード – ヒトカゲ
ヒトカゲ
HP80、特性による逃げエネなしはかなり強力。
進化前をバトル場から簡単に下げられるのはリザードン系統にとって大きなメリットになる。
ただ現環境では、たねポケモンのサーチ手段に《なかよしポフィン》が採用されているため、HP70以下のヒトカゲが優先されがち。ポフィンが環境に存在しない、あるいは採用しない構築であれば、このHP80のヒトカゲの価値は一気に上がる。
特にメガシンカリザードンデッキで《ネストボール》主体のサーチを選ぶなら、最有力候補になる1枚。
リザード
特性はないが、初のHP110リザードとして登場。
進化ラインの中で耐久が強化され、《デヴォリューション》を受けても場持ちが良い。
ワザ「ひをはく」はエネ1枚で40ダメージとシンプル。役割はあくまで進化要員だが、HPの高さで場に残りやすく、リザードンへつなぐ安定感を担保できる。
メガリザードンXex
自分の場の炎エネルギーを好きなだけトラッシュして、その枚数×90ダメージを与えるワザ「インフェルノX」を持つ青天井系アタッカー。
自分についているエネルギーも含めてトラッシュできるため、最大火力の選択肢が広く、ワンパン圏内に持ち込める範囲が非常に広い。
HP360という耐久も破格で、炎デッキのフィニッシャーとして十分な性能。同時収録の《オドリドリex》のエネルギー加速手段との噛み合わせで、早期から高火力を叩き出すことが可能。
【ダメージ目安表(参考)】
・炎エネ2枚 → 180
・炎エネ3枚 → 270
・炎エネ4枚 → 360
エネ4枚でほとんどのポケモンをワンパンできる火力帯に到達。リソース管理と加速手段が揃えば、現環境でもトップクラスの突破力を持つ。
オドリドリex

特性「エキサイトターボ」により、場に炎タイプのメガシンカexがいるなら手札から何度でも基本炎エネルギーを加速できる。
パオジアンデッキにおける《セグレイブ》の炎版と言える存在。しかもこちらはたねポケモンである点が非常に優秀。
現状、炎タイプのメガシンカはすべて進化ポケモンであるため、進化前を経由しなければならない点が少し使いづらい。それでも《メガリザードンXex》とのデザイナーズコンボは明確で、火力を即座に青天井まで伸ばせる動きは強力。
さらに同時収録の《ひふきやろう》と組み合わせれば、複数のアタッカーに同時にエネルギーを供給することも可能。リザードンデッキにおける最重要の加速要員となる1枚。
ファイヤー

ワザ「とうしのつばさ」は相手のバトルポケモンがポケモンexなら1エネで110ダメージ。
タケルライコに採用されている《オーガポンみどりのめんex》を弱点込みで気絶させられるのが最大の強み。
非ルールで1エネ対応できる点は非常に優秀で、同じ用途で使われる《イーユイ》との差別化要素になっている。メタを意識するなら両採用も考えられる。さらに環境トップにいる《サーフゴーex》にも弱点を突ける(火力補助が必要)点は見逃せない。
ただし、イーユイと比べて一見すると上位互換に見えるが、非ルールポケモンや《イワパレス》のような非ルールポケモンを相手にする際は火力不足で突破できないケースがある。そこは明確な弱点として押さえておきたい。
メガサメハダーex – キバニア
キバニア
ワザ「とつげき」は30ダメージと同時に自傷10ダメージ。
自傷効果が進化後メガサメハダーexの「ハングリージョー」の火力条件を満たせるため、進化前として理想的な動きができる。
また30打点は《スボミー》を倒せるラインで、環境的に意味のある数値。
メガサメハダーex
上技「よくばるキバ」は70ダメージ+2ドロー。火力は控えめだが、《マシマシラ》に弱点を突いてワンパンでき、ドロー効果も付いてくるため無駄がない。
下技「ハングリージョー」は120ダメージ+自分にダメカンが乗っていればさらに150追加で実質270ダメージ。2エネでこの火力は破格と思われがちだが実際に環境にいるポケモンから見るとHP280やHP330ラインまでみたいとなるが悪タイプであるため、《マシマシラ》を自然に採用することができ2回の「アドレナブレイン」でHP330に届く設計となっている。
環境で多いHP270前後のポケモンexをワンパンできるため、条件さえ整えばトップクラスのアタッカーになれる。
ストリンダー – エレズン
エレズン
「なかまをよぶ」で山札からたねポケモンを2体並べられる。
これだけで進化前として十分に価値があり、序盤の安定性を大きく高められる。
《なかよしポフィン》対応しているHP70である点も◯
ストリンダー
今後の悪タイプデッキにおけるエネルギー加速の要となるカード。
特性「バッドアッパー」で毎ターン確実にエネを供給でき、ダメカンを置くデメリットも《マシマシラ》や《メガサメハダーex》と組み合わせればむしろシナジーに変わる。
悪タイプの新しいリソース基盤として、環境で長くお世話になる可能性が高い1枚。
ヒートバーナー

メタ要素をまとめて1枠に圧縮できる炎専用の解答札
手札の基本炎エネルギーを1枚トラッシュすることで使用可能。
相手の場の「ポケモンのどうぐ」「特殊エネルギー」「スタジアム」から1枚を選んでトラッシュできる。
炎エネルギーがコストのため汎用採用は難しいが、1枚で複数の選択肢を取れる点は非常に優秀。
「相手のスタジアムを割りたいだけなのに自分もスタジアムを採用しなければならない」という状況を避けつつ、どうぐや特殊エネまで触れるのは大きな利点。
現環境ではドラパルト系統が《ルミナスエネルギー》や《ネオアッパーエネルギー》を採用しているため有効に刺さりやすい。将来的に構築の主流が《きらめく結晶》に移っても対応できる柔軟性を持つ。
ひふきやろう

効果は山札から基本炎エネルギーを最大7枚手札に加えるという破格の性能。
サーフゴーの「エネルギー転送PRO」と同等の動きを炎専用で実現できる。
ただしサポートカードであるため連打が効かず、サーチ手段も乏しい点がネック。実際の使い勝手は良好とは言いづらい。
単純に《メガリザードンXex》デッキで使うだけでは安定感に欠けるが、《ネオラントV》のようなサポートサーチ手段が環境に戻ってくれば一気に評価が跳ね上がるポテンシャルを秘めている。

ギーマの一手

山札の上から7枚を見て、その中から悪ポケモンを直接ベンチに出せるサポート。
真っ先に思いつくのは《夜のアカデミー》とのコンボ。進化元を経由せずいきなり場に展開できる。
さらに、この効果で出した進化ポケモンは《デヴォリューション》の影響を受けないため、盤面に残る安定感が非常に高い。通常の進化経路では狙われやすい弱点を無視できるのは大きな差別化要素。
一方で成立には「スタジアム」「出したい対象ポケモン」「このカード」と複数条件が必要で、要求値は《ふしぎなアメ》に近い。採用枚数やドロー手段をどう確保するかは課題となる。
単体での汎用性は低いが、特定のデッキでは爆発力と安定性を兼ね備えたキーカードになり得る。まさにデッキビルダーの腕の見せどころ。